『愛の妙薬』を14名の皆さんと鑑賞致しました。
カエターノ・ドニゼッティ作曲
真夏の鑑賞に丁度よい明るく賑やかなオペラで、幕開けは農場入口前の広場で刈り入れ時の楽しみを憩いの気持ちで合唱、農場主アディーナは読書し、ネモリーノはそれを眺めている。ネモリーノはアディーナの美しさを讃えながら自分の訴える力のないことをこぼす。
村人たちの集い、馬車に乗ったドゥルカマーラが「自分は万病を癒す名医だ」と述べ弁舌さわやかにまくしたて薬を売りつける。騙されたネモリーノは有頂天になり自信たっぷり、そんな中「明朝出発」との命令書を受けたベルコーレは今日中に結婚をとアディーナに申し出る。ネモリーノへの当てつけ。
二幕は婚礼祝いの宴席、アディーナ・ベルコーレ・ジャンネッタや村人たちが二人を祝って歌い騒ぐ。御馳走にいい気分になったドゥルカマーラの所へネモリーノが失望し薬が欲しいと言うがお金の持ち合せがない。
そんな時恋敵ベルコーレ軍曹に会い兵隊になればすぐに20スクーディがもらえる事を聞き兵隊になる。そして金をもらう。アディーナは娘たちにおおもてのネモリーノに驚き、ドゥルカマーラは自分の妙薬の効き目に驚く。女たちの様子に不安を覚えたアディーナはドゥルカマーラからネモリーノが愛の妙薬を買うため兵士になった事を聞き感動する。
加えて彼への自分の薄情さに気づきネ モリーノへの愛に目覚める。
ネモリーノとアディーナの互いの深い愛情が確かめられ、二人は永遠の愛を誓って抱き合う。薬を売れば用のないドゥルカマーラは馬車に乗り、人々の歓声に送られ明るく晴れやかに出発し幕。
オペラは素晴らしい音楽の一つです。興味のある方は是非ご一緒に鑑賞してみませんか。次回は10月5日(月)「西部の娘」を鑑賞する予定です。
お気軽にお越し下さいませ。
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